アナ雪マルチリンガル版の一石から、マルチ方言版へと広がる「ことば」の波紋についての考察

いやぁ、アメリカにいても日本にいても耳にしない日はないのではないかと思われ、文字通り山羊も杓子も歌っている「Let It Go〜ありのままで〜」なんですが、ディズニーが上記の25カ国語バージョンを公開した頃から私も釣られ、最近になっていろんな方言バージョンが出て来るようになってからは、とても楽しく聴いております(映画は観てないけど)。これまでのディズニー映画の曲からは、これほどまでの勢いで方言バージョンが生まれなかったことを考えれば、やはりこれは最初にマルチリンガル・バージョンという一石が投げられたからこそ広がった「ことば」の波紋のように思えてなりません。元々は単なるマーケティング戦略に過ぎなかったのでしょうが、それが「博多が危機なんよ♪」に行き着くとは、ディズニーにも想定外だったことでしょう。これまでも、映画を公開する国向けに多くの吹き替えバージョンを作っていたディズニーですが、それらを1つの歌に詰め込むという作戦は、これまでにありそうでなかったもの。これも、英語帝国主義的だったアメリカが「これからの時代はマルチリンガルで行かなきゃ」って、やっと悟りつつある変化の現われかな?(←なにげに上から目線)

何はともあれ、このマルチリンガル・バージョンはおおむね世界中で好意的に受け止められ(反感も買ったようですが、それについては後ほど)、これをきっかけに「○○語バージョン、いいね!」みたいなやりとりが国を超えてなされるようになり、さらに日本では古今東西の方言バージョンが愛でられるまでになって、興行面のみならず社会言語学的にも大きな影響を及ぼしたのでありました。きっと、美味しい多言語サンプラーを味わった聞き手達が、「じゃあ、この中に入ってない私の母国語でも歌っちゃおう!」「私はもっと身近な○○弁で!」と能動的に発信する側になったのですね。これがインターネットを通して加速度的に広まっている、と。では、この「ことば」の波紋の広がりを更にいろんな角度から見てみましょう♪

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